これから夏に向けて、水を使う量が増える時期ですね。
できるだけ急激な水道代UPは避けたいところ。
水道代は家計に占める割合としては小さいのでついつい後回しにしがちですが、小さくても積み重ねていけば大きな差が生まれます。
まずは水道代の内訳、そしてその項目ごとの節約アイデアをご紹介します。
水道代を節約!まずは内訳から
第1位 お風呂 40%
第2位 トイレ 21%
第3位 炊事 18%
第4位 洗濯 15%
第5位 洗面その他 6%
以上のようになっています。
お風呂にかかる水道代が40%と最も大きいですね。
お風呂の水道代節約を最優先に取り組むと効果が出やすいかもしれませんね。
では各項目ごとに節約アイデアを見ていきましょう。
お風呂の水道代を節約するには?
4つご紹介します。
シャワーより湯船を使う
家族で住んでいるなら、みんながシャワーを使うよりも湯船を使う方が節約になりますね。
家族で浴槽を使うなら、体重の軽い人から入る方がいいですね。
重い人から入って溢れさせるのも勿体ないですし、重い人は自分の体重でかさ増しできるので、お湯が減っても足す量が少なく済みます。
浴槽には約200〜250Lのお湯をためられるのですが、シャワーは大体12L/1分なので、10分使うと120L、20分使うと240Lになります。
一人暮らしでも20分出しっぱなしでシャワーを使うなら、浴槽にためた方がお得ですが、こまめに止めるならシャワーにした方が節約になります。
浴槽の水を交換する頻度を減らす
浴槽の水を毎日交換するのを、二日に一度にすれば単純に半分になります。
冬場だけでも検討する価値がありそうですね。
抵抗がある方は浴槽に、水を入れた2Lのペットボトルを6本ほど入れるだけでも、かさましされて節約になります。
シャワーの水をこまめにとめる
シャワーを使うなら、こまめに水を止めることですね。
洗っている間は止めるようにしましょう。
とは言っても寒い冬場はどうしても出しっぱなしにする方も多いのではないでしょうか。
あらかじめ浴室内を温めておいたり、窓に断熱シートを貼るなどの対策をしておくといいですね。
シャワーヘッドを替える
節水効果のあるシャワーヘッドを使うと、通常の50%も節水できるものもあるようです。
これは検討する価値がありますね。
トイレの水道代を節約するには?
5つご紹介します。
節水グッズを使う
水圧は変えずに水の量を減らしてくれるものです。
トイレの型によって使えるものが違うので、合うものを探して利用するといいですね。
大小レバーの使い方を工夫する
小の方を使わないという選択肢はいかがでしょう。
どういうことかというと、例えば雨水などをペットボトルにためておいて、小のときはそのペットボトルの水を使って、大の時のみトイレの水を流すということですね。
もっと強者になりますと、小の時は流さずためて、大の時にまとめて流すというご家庭も!
音消しグッズ、消臭剤の利用
トイレの使用時の音や匂いを気にして、一度の用に二度流すのは控えましょう。
気になる方は音消しグッズや消臭剤を利用しましょう。
トイレの音消しはスマートフォンのアプリにもありますよ。
買い換えるなら最新のものを!
また古いタイプのトイレは流れる水の量が多いです。
大の洗浄水量は最新のものと比べて3倍以上違います。
10年以上使っているなら、新しく替えるとかなりの節約になりますね。
トイレットペーパーの使用量を控える
トイレットペーパーの使用量が多いと、流す水の量も多く必要になるので、トイレットペーパの使い過ぎに気を付けましょう。
✳︎トイレのタンクにペットボトルをしずめておく方法はおすすめしません。
トイレットペーパーの流れが悪くなって排水管が詰まることがあるので、メーカー側も注意を呼びかけているようです。
炊事にかかる水道代を節約するには?
既にどれも取り組んでいる方、多くいらっしゃるかもしれません。
溜め洗いをする
ボールや洗い桶に水を溜めて、そこに洗い物を浸けて洗います。
こうすると水の出しっ放しを抑えられるし、汚れも落としやすくなるのでおすすめです。
蛇口の設定は“シャワー”にする
“ストレート”より全体に水が当たるし、出てくる水の量も少なくなるので節水になります。
水洗いの前に汚れをとる
油汚れなど、落ちにくい汚れはあらかじめキッチンペーパーなどで汚れを拭き取っておくと、洗剤の量が少しで済み、結果としてすすぎの時間も短くなるので節水効果があります。
キッチンスクレーパーを利用すればゴミも出ないし、100均でも売られているのでおすすめです。
無理に買わなくても、お家にヘラがあるなら代用するのもいいでしょう。
汚れのひどいものと軽いものを重ねて置かない
汚れの軽いものに油汚れなどが付いてしまうと、使う洗剤と水の量が増えてしまうからです。
また、汚れの軽いものから洗うと洗剤を付け足すことなく洗えて節約になります。
すすぐ時は、すすぐ水の下にまだすすぎの済んでいない食器を置いておくと、あらかじめある程度泡が流れるので節水になります。
水よりもお湯を使う
お湯の方が汚れ落ちが早いですね。
食洗機を使うなら最新のものを!
節水効果が高いからです。
家族の人数が多いご家庭は食洗機を使うのがおすすめです。
✳︎水をこまめに止めるのと合わせて、蛇口に節水アダプターをつけるのも節約になります。
洗濯にかかる水道代を節約するには?
3つご紹介。
お風呂の残り湯の利用する
ただし、入浴剤を使った場合は注意が必要です。
使えないものもあるのでよく確認しましょう。
元々使わないご家庭は気にせず使えますね。
また残り湯を利用する場合は、前日から洗剤を少し入れておくと雑菌が増えにくくなります。
すすぎは、水道水を使いましょう。
近頃は泡立ちが少ない、すすぎが1回でOKという洗剤があるので利用するのもいいですね。
まとめて洗う
洗濯機を使う回数を減らすようにすると節約になります。
そうは言ってもすぐ落としたい汚れ、あまり放置したくないおしゃれ着もあると思います。
その場合はそれだけを手洗いするのもいいでしょう。
量が少なければ、絞るところまで全て手作業でするのもいいと思います。
少なくない量であれば汚れ落としのみ済ませて、すすいだ後そのまま水に浸けておいて、次の日他の洗濯物とまとめて洗濯機で洗うようにするといいかもしれません。
干してしまいたい場合は、仕上げのすすぎと脱水のみ洗濯機にしてもらうといいですね。
買い換えるなら縦型よりドラム式を!
ドラム式が断然節約になります。
どちらにしろ最新のものは節水効果が高いので、10年以上使っているなら買い替えの検討時期ですね。
洗面にかかる水道代を節約するには?
王道です。
こまめに止める
例えば歯磨きをしている間、出しっ放しになっていませんか?
使わないときは止めるように心がけてみましょう。
加えて節水アダプターを利用すれば、節約効果が高いですね。
使用後は確認
子どもが使ったあとは蛇口がきちんと閉まってないことがあります。
ちょろちょろと流れてしまっていることがあるので、確認するようにしましょう。
その他の水道代節約方法
昔ながらの方法です。
雨水を利用する
庭の水やり、洗車、掃除に使う水は、雨水を利用することを検討してみてはいかがでしょう。
雨水なら、いくら使ってもお金がかかりません。
バケツにためる
洗車で水道水を使うなら、ホースから流しっぱなしで洗車しないで、バケツにためてしましょう。
ホースに比べて、水の量が3分の1程度で済みますよ。
まとめ
ひとつひとつのアイデアは小さな節約かもしれませんが、小さな節約の積み重ねが年間で見ると大きな節約につながります。
まずは出来そうなところから、意識してみましょう。
無理のない範囲で心がけてみましょうね。
また家族の協力も欠かせません。
家族みんなでこまめに水を止めることを習慣にしましょう。
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