汗をかく季節になると、自分のニオイが気になりますよね。
マスクも任意になり、外す人も増えてきたので、ますますニオイに敏感になりますね。
これから夏に向けてまだまだ暑くなりますし、熱中症もこわいのでマスクを外す人が更に増えるでしょう。
人との距離が近いと特に気になります。
ニオイで第一印象を悪くしてしまうのは避けたいですよね。
汗をかいてもニオイが発生するのを防ぐ方法を知っていれば安心ですね。
汗のニオイ対策!まずは原因を把握
六つご紹介します。
細菌の繁殖
実は汗そのものは無臭です。
けれども時間が経つと、垢や皮膚の常在菌に含まれる脂質、タンパク質、アミノ酸などが酸化、分解されるためにニオイが発生します。
腸内の悪玉菌増加
野菜不足、栄養バランスの偏り、運動不足などにより、腸内環境が乱れ腸内に腐敗物がたまった状態が続くと悪玉菌が増加します。
すると腐敗臭のする有害物質が発生して、血流にのって全身に運ばれ、腐敗臭が汗と一緒に体外に排出されるため、ニオイが発生します。
疲れ、ストレス
疲れ、ストレスがあると血液中のアンモニア濃度が高くなるため、アンモニアのようなニオイが発生することがあります。
アポクリン腺の数、大きさ
数が多かったり、サイズが大きかったりすると、汗の量が増えるのでニオイが強くなります。
ニオイが強いと“ワキガ”と診断され、治療をしたほうがよい場合があります。
汗のニオイの強くなる食べ物
食べたもの、飲んだもののニオイも影響します。
ニンニク、玉ねぎ、ねぎは食後48時間ニオイが残ると言われています。
好んで頻繁に食べていればニオイが持続してしまいます。
またアルコールも分解が終わるまでニオイが汗から出やすいです。
汗腺の衰え
汗腺は汗として排出される前の元々の液体が皮膚上に排出されるまでの間に濾過する働きがあります。
元々の液体からミネラル分を濾過、再吸収し、水分に近い状態で汗として排出します。
なので汗腺が衰えてしまうと、濾過機能が十分働かず、臭くて濃い汗が出てしまいます。
汗のニオイを抑えるのに効果的なのは?
それぞれの原因に合わせた対策を見ていきましょう。
細菌の繁殖を抑える
心がけるといいことを3つご紹介します。
清潔を保つ
入浴時はデオドラントボディソープを使うといいですね。
汗をかいたらタオルなどでこまめに拭きましょう。
体だけでなく、頭皮も同様に汗を拭くようにしましょう。
濡れたままにしていると、雑菌が繁殖しやすいからです。
体の汗はミョウバン水(ミネラルウォーター1ℓに対してミョウバン25gを溶かす)を含ませたタオルで拭くのもニオイ対策に効果があります。
ミョウバンには、ニオイを中和するだけでなく、抗菌効果、制汗効果もあります。
汗拭きシートを使っている方多くいらっしゃるかと思いますが、気になるのは汗拭きシートには“肌がアルコールに弱い方は使用を控えるように”という表記があります。
そこでおすすめしたいのが、おしり拭きシートです。
持ち歩くのに恥ずかしいというお声も聞こえてきそうですが、赤ちゃんのデリケートなお肌に合わせて作られているので成分がやさしいです。
おすすめはパンパースのもの。
肌に刺激になるようなものが入っていません。
携帯するのが気にならない方は使ってみては…と思います。
通気性のよいものを着る
併せてインナーも速乾性のものを選ぶようにするといいですね。
速乾性のものでも、肌にピタッとするものはやはり暑いです。
速乾性で身体にフィットし過ぎないものを選ぶといいですね。
衣類のニオイをとる
汗のニオイは時間が経つほど落ちにくくなるので、こまめに洗濯したいですね。
頻繁に洗濯できないときは、洗濯用プレ洗剤を活用するのもおすすめです。
脱いだ衣類にかけておくと、汚れが固着するのを防ぎ、汚れを落としやすくしてくれます。
すぐ洗濯できないときは、入浴後の湿度の高い浴室に干したり、アイロンのスチームにあてるだけでも消臭効果があります。
湿気はニオイの元を吸収する働きがあるのだそうです。
食べ物で体臭予防
ニオイを抑えるのに効果的な食品を紹介します。
抗酸化食品
抗酸化食品には、ビタミンE、C、ポリフェノール、カロテノイド、カテキンなどを含みます。
ビタミンC…赤ピーマン、グレープフルーツなど
ビタミンE…アーモンド、かぼちゃなど
ポリフェノール…ブルーベリー、大豆製品など
カロテノイド…緑黄色野菜、えび、かに、鮭、ますなど
カテキン…りんご、梨、そら豆、ぶどう、抹茶、あずき、ココアなど
アルカリ食品
アルカリ食品は乳酸の発生を抑えます。
梅干し、わかめ、ひじき、みかん、すだち、かぼす、酢など
冷やしそうめんやざるうどんを食べる時など、みょうがやごま、生姜の他に梅干しをペースト状にしたものを少し入れるとさっぱりと美味しくいただけます。
酢の物にすだちやかぼすの果汁を利用するのもいいですね。
風味が豊かになって美味しいです。
腸内環境を整える食品
腸内環境を整える食品は、腸内のニオイ物質(タンパク質、アンモニアなど)を抑える食物繊維やオリゴ糖などを含みます。
ごぼう、アスパラガス、バナナ、さつまいも、山芋、ブロッコリー、たけのこ、切り干し大根など
汗腺を鍛える
冷房があるおかげで涼しく過ごせますが、逆に言えば汗をかく機会が減っています。
そうなると汗腺の機能が低下して、うまく汗をかけなくなります。
適度に運動するなどして、汗をかく機会を作り汗腺を鍛えましょう。
汗腺の濾過する機能が上がります。
そうするとベトベトした汗から、サラッとした汗に変わっていきます。
疲れをとる
睡眠、入浴、運動の3つの面から説明していきます。
睡眠
睡眠時間を6〜7時間、多くても8時間以内にする。
汗をかきすぎないように深部体温を下げましょう。
深部体温を下げたいときは着用するもので調節するのではなく、寝具、空調で調節する。
寝ゴザや竹枕など天然素材の寝具を使ったり、冷感シーツなどを利用するのもいいですね。
脳の深部体温も下げましょう。
これには頭皮マッサージが効果的です。
暑さでよく眠れないときは、氷枕などで後頭部を冷やしてみましょう。
おでこに貼り付けて使う冷却シートも効果があります。
睡眠前はコーヒーや緑茶の飲用を避ける。
喉が乾きすぎて眠りが浅くならないよう、水分補給をしましょう。
常温のノンカフェインのものがいいでしょう。
睡眠前はブルーライトを避けましょう。
また部屋に差し込む光が気になるときは遮光カーテンやアイマスクを活用するといいですね。
交感神経を抑える香り(ラベンダー、クラリセージ、プチグレンなど)を寝室に利用するのもいいでしょう。
睡眠前に親指と人差し指で耳をつまみ、斜め上、横、下と軽く引っ張るマッサージをするのも効果的です。
入浴
シャワーだけで済まさず湯船に浸かり、身体をしっかり温める。
一時的に深部体温がしっかりと上がると、反動で入浴後は深部体温が急激に下がるそうです。
湯船にハッカ油を数滴垂らすのもおすすめです。
メントール効果でさっぱりとします。
シャンプーする前にお湯で十分に髪全体と頭皮までお湯を行き渡らせましょう。
シャンプーをつけたら髪の毛を洗うというよりも頭皮をしっかりと指の腹で洗いましょう。
後頭部や耳の上、耳の後ろは手薄になりがちです。
全体をしっかりと洗い、十分にすすぎをしましょう。
運動
ストレッチやヨガ、散歩など適度に身体を動かしましょう。
とは言っても暑いので億劫になりがちですが、早朝なら涼しく取り組めますね!
お金をかけずに手軽に涼しく実行するなら早朝がいいですね!
筋肉量が増えて、持久力が上がるスクワットは、継続して取り組むことで疲れにくい身体になります。
外出先で服や靴のニオイをすぐ消したい!
様々なスプレー類がありますが、成分が気になる方もいらっしゃると思います。
合成香料によって頭痛になったりアレルギーになるなど、香害の話も聞きますね。
そこでおすすめしたいのが、アロマスプレーです。
天然精油の中和消臭効果を利用するものなので安心です。
消臭効果とアロマのほんのりとした穏やかな香りが嬉しい。
体温を下げて、汗を抑える
体の内側、外側、食事面から見ていきます。
体の内側から
手首、首、腋などを冷やすと血液が冷えてクールダウンに効果的です。
保冷剤などをタオルに包んで当てて体を冷やしましょう。
体の外側から
霧吹きなどで顔や腕を濡らしたあと、うちわなどで風を当てると、打ち水効果で体温を下げることができます。
私は、スプレータイプの化粧水で顔や首、腕などを湿らせて、扇風機に当たっています。
ひんやりして気持ちいいですよ!
ミントの香りは、嗅ぐだけで4℃も体感温度が下がったと感じるそうです。
ミントスプレーを利用するといいですね。
ミントの香りが苦手な方はレモンでも清涼感が得られます。
食事から
体を冷やす食べ物をとりましょう。
トマト、きゅうり、なす、ピーマンなどの夏野菜
スイカ、メロン、梨などの夏の果物
バナナ、キウイ、パイナップルなどの南国の果物
まとめ
できるだけ体に負担の少ない天然素材のものや成分の優しいものを利用する方法をまとめてみました。
暑い夏を少しでも快適に元気に過ごしたいですね。
適度に汗をかくことも取り入れて汗自体をさらっとした良い汗に変えつつ、ニオイ対策がんばりましょう!
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