イースターとは復活祭という意味で、イエス・キリストが十字架にかけられて処刑され、亡くなった三日後に復活したことをお祝いする日です。
キリスト教圏の国ではとても重要な春の祭事です。
イースターの語源は、多産と豊穣の春の女神エオストレ(Eostre)と言われています。エオストレは、ゲルマン神話に登場する神様です。
イースターっていつ？
イースターは移動祝日と言われ、年によって日付が変わります。
春分の日の直後の満月から数えて最初の日曜とされていて、2024年は3月31日です。
イースターエッグってどうやって作るの？
卵の中身を取り出した殻で作ったり、ゆで卵で作るのも気軽で良いですね。
中身を取り出すときはフォークなどの先で小さな穴を開けます。
開けた穴から爪楊枝などで黄身をかき出します。中を水洗いして乾かします。
アクリル絵の具で染めたり、ペンなどで絵を描いたり、リボンやビーズで飾り付けるのも良いですね。
エッグラップで作る方法もあります。
ゆで卵にエッグラップ（フィルム）をまいてお湯につけるだけで、簡単お手軽にイースターエッグが作れます。
いろんな種類があって、可愛らしいものからとても美しいものまで様々です。
イースターの日はどんなことをするの？
代表的なものを５つご紹介します。
イースターエッグハント（Easter Egg Hunt)
イースターエッグを大人が庭のいろんな場所に隠して、それを子どもが探すという遊びをします。
プラスチックのたまごを使うことも多いですね。
お菓子の入ったたまごを宝探しのように見つけにいきます。
探し出したイースターエッグはそれぞれのかごに集めます。
イースターエッグロール（Easter Egg Roll)
イースターエッグを大きなスプーンで転がして割らないようにゴールを目指します。
毎年アメリカのホワイトハウスで、盛大に開催されますがコロナ禍では中止され、2022年は開催されました。
スプーンレース（Spoon Race)
大きめのスプーンにイースターエッグを乗せて落とさないように走って順番を競うゲームです。
イースターパレード（Easter Parade)
女の子や女性は、クラシカルなワンピースにイースターボンネットと呼ばれる、イースターの飾りをつけた華やかな帽子を被ってパレードに参加します。
ニューヨークではイースターパレード ボンネットフェスティバル(Easter Parade Bonnet Festival)が開催されます。
100年以上も続く伝統的なイベントです。
家族、友達と集まって会食
大切な人たちと時間を共有し、イースターをお祝いします。
イースターの特別なお料理を楽しみ、スウィーツをいただきます。
イースターのシンボルは？
イースターエッグと言われるように、たまごですね。
そして、うさぎ。Easter Bunnyですね。
たまご
たまごは長い期間を経て生命が誕生することから、生命の象徴と考えられてきました。
色付けや飾り付けをしたイースターエッグは欠かせませんね。
うさぎ
うさぎは繁殖率が高く多産であるため、豊穣と生命の象徴と言われています。
イースターにお菓子を届けてくれるうさぎをイースターバニーと呼んでいます。
またイースターバニーがイースターエッグを運んでくるとも言われています。
イースターの料理
イースターの伝統的なお料理を５つご紹介します。
デビルドエッグ
ゆで卵料理。黄身をくりぬき、マヨネーズやピクルスを混ぜて白身にのせたもの。
イースターキッシュ
イースターの定番料理で、卵、チーズ、野菜で作るキッシュ。
イースターローストラム
伝統的なイースターの夕食で、ラムチョップのグリル。
ベイクド・ハム
オーブンでグリルしたハム。焼く前にアプリコットジャムやはちみつをぬります。
スコッチエッグ
これは日本でもお馴染みのお料理ですね。
イースターのスウィーツ
スウィーツも５つご紹介しますね。
ホットクロスバン
イースターの前の金曜の朝食に食べられるホットクロスバン。
この金曜はグッドフライデーと呼ばれています。
パンに十字の模様の入った、ほんのり甘いパンです。
イースターエッグチョコレート
卵形のチョコレート。子どもたちには必須ですね。
イースターロリポップ
たまごを連想させるスウィーツ。
イースターパーティーでよく登場します。
イースターブレッド
パン生地を三つ編みにしたものの端どうしをくっつけて輪っかにし、ゆで卵をのせ、生地の大きさが２倍になるまで発酵させた後、オーブンで焼きます。
シムネルケーキ
11個のマジパンボールをのせた、ドライフルーツケーキ。
超有名で、あま〜いケーキです。
イースターの英語絵本
イースターおすすめの英語絵本を５冊ご紹介！
The Great Egg Hunt Suzy-Jane Tanner 作
2〜5歳向け
19ページ（見開き含めると20ページ） 20.2×20.2(cm)
動物たちがイースターの日にエッグハントをするお話です。
なかなか見つかりませんが、最後にイースターエッグを見つけます。
小さな子どもたちが初めてイースターに触れるきっかけとして、良い絵本です。
Lift -the-flap bookになっていて、動物たちが卵を見つけるときに、お子さんも一緒にめくって探せるようになっています。
What Is Easter? Lillie James 作
３〜7歳向け 16ページ 20.2×20.2(cm)
明日はイースター！
トニーがイースターエッグを作って準備しているところから始まります。
イエス・キリストの復活のシーンも描かれています。
イースター当日の朝、綺麗な服に着替えて教会に行きます。
みんなで集まって、イースターのご馳走を食べる場面もあります。
その後はお楽しみのエッグハントです。
Easter Rookie Read-About Holidaysシリーズ David F. Marx 作
年長児〜低学年生向け 29ページ 17.6×14.9(cm)
少し写真が古いですが、色鮮やかで分かりやすく、バランスよくいろんなことが少しずつ網羅されています。
イエス・キリストのこと、たまごやうさぎの意味、イースターエッグ作り、エッグハントの様子、イースターブレッド、イースターバニー、教会の様子、イースターパレード、イースターボンネット、イースターの特別な食事の様子、イエス・キリスト以外は全部、鮮やかな写真が並んでいます。
Easter Gail Gibbons 作
４〜8歳向け 27ページ（見開き、タイトルページ、イースターまでの１週間の説明ページまで含めると32ページ） 21.5×22(cm)
Amazonでは４〜8歳向けと表示がありましたが、詳しく書かれていて、小学高学年にも十分対応する内容だと思います。
イエス・キリストが生まれたところから、どんなことをして、どんな目に遭って、十字架に磔られ、そして復活した場面まで12ページが割かれています。
教会でお祝いすること、イースターの言葉の由来、たまごがシンボルになった由来、イースターエッグ作り、エッグハント、エッグロール、イースターバスケット。
なぜ、イースターバニーがイースターエッグを運んでくると信じられているかの由来、イースターで家族、友達が集まること、イースターパレード等、盛りだくさんの内容です。
My First Easter Tomie dePaola 作
１〜3歳 12ページ 20.2×18.9(cm)
この絵本も最初にイースターに出会うきっかけとして、おすすめの絵本です。
イースターエッグ作り、お花、イースターボンネット、新しい服、動物が誕生する春、イースターバニーが持ってくるイースターバスケット、最後はエッグハント。
柔らかい色合いの優しい雰囲気の絵です。
まとめ
クリスマスやハロウィンに比べると、馴染みの薄いイースターですが、キリスト教圏の大切なお祝いであるイースター。エッグハントを家族で楽しむのもいいですね！
お料理やスウィーツはこれ以外にもあります。ご自身でも調べてみてくださいね。
10年前と比べると、イースター関連のグッズや絵本もかなり充実してきました。
雑貨なども可愛いものがたくさんあります。
チェックしてみてくださいね！
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